溶けた砂

音楽にまつわる日々徒然

Last.fm日本版

いよいよLast.fm日本版が始まりました。 何だかもっと面白い事出来そう♪

柔らかな心

何年か前、生きる事が辛くて仕方なかった頃、 こんなに苦しいなら心なんていらない、感情なんてものが無くなって仕舞えばいいのに、と思っていた。 けれど今振り返ってみれば、「苦しみも痛みも何も感じない世界が幸せか」と問われれば、そんなもの幸せとは程遠い絵空事としか感じられない。 痛みや悲しみを知っているからこそ、人の優しさに触れた時の喜び、 人の笑顔の綺麗さ有り難さを実感出来るのだろう。 仏教には『柔軟心(にゅうなんしん)』という言葉があるそうだ。 「迷わない心ではなく、迷っても、その迷いから立ち戻るこのの出来る柔らかさ」 なのだという。 痛みも悲しみもみんな受け止めて、あるがままを受け入れて、 生かされているいのちの重さを感じながら ゆっくり大地を踏みしめるように1日1日を大切に 『柔らかな心』を抱き締めて。 そういう人でありたい。

聴く力  

『聴く力』   茨木のりこ     ひとのこころの湖水     その深浅に     立ちどまり耳澄ます     ということがない          風の音に驚いたり     鳥の声に惚けたり     ひとり耳そばだてる     そんなしぐさからも遠ざかるばかり     小鳥の声がわかったせいで     古い樹木の難儀を救い     きれいな娘の病気まで直した民話     「聴耳頭巾」を持っていた うからやから     その末裔は我がことのみに無我夢中     舌ばかりほの赤くくるくると空転し     どう言いくるめようか     どう圧倒してやろうか          だが     どうして言葉たり得よう     他のものを じっと     受けとめる力がなければ   私のこころの湖は・・・ 微かな風にさえ激しく波だって、いつまでもおさまらない。 穏やかに貪欲に受け止める力が欲しい